保険薬局経営者のためのKAMPOフォーラム

株式会社ツムラ様主催の『保険薬局経営者のためのKAMPOフォーラム』の研修会に参加しました。

2021年度は第一回目となっていますが、一昨年からご招待され研修には参加しており、今回で3回目の参加となりました。

研修内容に関しては写真や録音は禁止されていますのでブログには載せることはできませんが、ツムラ様による漢方薬の原材料から製品にし安定供給するまでの取り組みのご紹介から始まり、講演Ⅱでは『ポリファーマシー』を中心としたお話。

皆様には聞き慣れない言葉とは思いますが、『ポリファーマシー』とは
「poly」+「pharmacy」で「多剤併用」を示す 造語が由来となっています。厚生労働省の「高齢者の医薬品適正使用 の指針(総論編)」では「多剤服用の中でも害をなすもの」をポリファ ーマシーと呼び、単に服用する薬剤数が多いことではなく、それに関 連して薬物有害事象のリスク増加、服薬過誤、服薬アドヒアランス低 下等の問題につながる状態としています。

薬剤師業務の中では無駄に使用されている薬剤や併用により薬物有害がある症例に対し、医師に連絡を取り処方削除や処方変更を依頼しています。

当薬局でも軽微〜重大な症例まで年間で多くの症例を問い合わせはしております。

講演Ⅱに関しては非常に興味深い内容で高齢化社会に対して、これからの医療業界がどうなるかと、社会保障費確保の為、国民みんなで医療に関して真剣に考えなければならない内容でした。

2025年問題という課題に関しては薬剤師会でも数年前より話題になっており、団塊の世代が高齢者になり、多くの高齢者を人口が減っている労働者で支えていくためにどのような対策をしていこうかと国をあげての政策となっています。

2週続けての日曜日の研修会で休みは取れませんでしたが有意義な時間を送れました。